立位・座位での姿勢分析で、右骨盤上がり-右肩下がりが著明/可動域検査では腰椎前後屈・左回旋の制限が著明/動的触診：腰椎４番右回旋・後方変位、左腸骨前傾/ＳＬＲテスト陰性・ケンプテスト疑陽性であった。

これらの事から、疲労が蓄積され腰部近位筋群の体液循環が滞って脊柱・骨盤のゆがみが起こり、脊柱起立筋・腰方形筋の過緊張と腰椎椎間関節での神経根圧迫による症状であると考えた。

まず頚椎・骨盤矯正にて全体のゆがみを調整し、筋膜リリースで体液循環の改善を促した。３日後、２回目の施術前で最初の痛みを１０とすると６まで軽減しているとの事。同様に施術を継続する中、姿勢のゆがみが改善されていく。

６回目の施術時には痛みはほぼ消失し、しびれも気にならないぐらいまで回復する。期間を空けながら経過観察し、１０回目の施術にて症状は消失する。

現在は御本人の要望もあり、再発防止のため１ヶ月に１回のメンテナンス施術を継続中である。

首肩の痛み・こり感

頚椎矯正　骨盤矯正　背骨矯正　体液循環調整

デスクワークを長時間続ける事で腰・背中を丸めて座るなどの姿勢の乱れから腰部~下肢への体液循環が滞り、筋肉・背骨・骨盤のゆがみが起こって“足のしびれを伴う腰痛”が引き起こされたと考える。

生活環境から腰部へのストレスを取り除く事は困難であるため、自宅で出来るセルフケアや日常生活での励行事項を指導し実践して頂く事で再発の防止は可能なケースと考える。